詩ともエッセイとも小説ともつかない文章たちは、雪、骨、米、紙、、白いものを指す言葉たちについて書く、というところから始まり、広がり流れになって、読んでいるとどこかへ運ばれていく感じがします！
うろ覚えなので正確に引用できないのですが、作中、こんな感じの言葉が出てきます
「白いもの、ただ白いものだけをあなたにあげたい」
作中を通してあるこの願い、この感覚に感動しました！
すべての汚いもの酷いこと悲しいこと心を壊しちゃうものすべてから守りたい、ただ純白の、きれいなものだけをあげたいって願う、
けど実際自分はそんな力なくてむしろ人を傷つけてばかりいる、という苛立ちを感じる日々、、
最強になりたい、神になりたいって若者特有の愚かさなんですかね？芥川龍之介の友人にあてた遺書には、そう願っていた若い頃を懐古する言葉があります。
でも私は若者なので笑、まだしばらくは、ただ白いものだけをあげられるように強くなりたいというイタい人間のまま生きようと思います笑
